どこか厳かで気品のある和装での結婚式。伝統的で魅力的に感じているカップルが多いですが、和装結婚式にはいくつか種類があるのは知っていましたか?
ここでは、こんな質問や悩みを答えていきます。
・和装はどんな種類があるのか?
・神前式の挙式はどんな感じなの?
・和装結婚式の注意点は何?
実は私も白無垢に憧れ和装を結婚式に取り入れた一人です。
親族、ゲスト世代を問わずとても好評で自分自身も大変満足のいく結婚式となりました。今回は、経験者である私が和装結婚式を挙げる上で知りたかった基礎知識や注意点、和装結婚式の予約までの流れを簡単にお伝えします。
この記事では、和装結婚式・神前式について全てを知ることができるので気軽に最後まで読んでみてください。
目次
和装結婚式が叶う挙式タイプは全部で3つ!
結婚式の挙式は神前式・人前式・仏前式・教会式の4タイプがあります。
その中でも、和装での結婚式が叶うのはこの3つ
① 神前式
②人前式
③ 仏前式です。
それではこの3つを詳しく見ていきましょう!
①神前式:
神社や神殿で行う伝統的な挙式です。特別な儀式が数多くあり、厳かで大変見応えがあります。挙式に親族以外の参列が不可であったり、神殿内の写真撮影不可の場所も多くあるので注意です。
神社以外でも、神殿を持つホテル等もあります。 白無垢などの和装が大変映えるので和装を考えている方にとてもおすすめです。料金は初穂料(はつほりょう)の5~10万程度が必要になります。
②人前式:
結婚の誓いをゲストに宣言するのが人前式。他の式に比べ自由度が非常に高いのが特徴。お二人で考えた「誓いの言葉」やリングリレーなどそれぞれの個性をしっかりと出せる挙式です。
和装を着たいけど堅苦しい挙式にはしたくない!なんて方にもおすすめです。 また、宗教などにとらわれない事も特徴の1つです。料金も比較的リーズナブルで会場の決まりもありません。
③仏前式:
神前式と同様、日本の伝統的な挙式です。仏教を深く信仰している方が多く式を挙げています。先祖代々の菩提寺(ぼだいじ)や、縁のあるお寺で行われることが多いです。
仏前式を取り扱っている結婚式場は他の式に比べ少ないので注意が必要です。こちらも和装が大変映える挙式なので和装を考えている方におすすめです。
料金は寺院によって幅がありますが、5~30万程度が必要になります。
白無垢に色打掛に…結婚式での和装の種類とヘアスタイルを解説
続いて、和装の種類をご紹介します。①白無垢②色打掛③引き振袖④新和装と大きく4つに分かれます。また、和装の特徴的なヘアスタイルに⑤綿帽子⑥角隠しがあります。一つ一つ詳しく見ていきましょう。
① 白無垢:
和装の中で最も格式高い衣装です。真っ白の生地ですが、織り方や刺しゅうの柄で様々な表情を見せてくれます。差し色に白以外のカラーを合わせる事も可能です。ちなみに綿帽子は白無垢を着る際のみ着用できます。
綿帽子は白無垢の時のみ使用する事ができます。綿帽子を被ると一気に花嫁らしさが増します。お顔が少し隠れるので小顔効果もあります。文金高島田(ぶんきんたかしまだ)のカツラや日本髪はもちろん、最近では洋髪に合わせることも多いです。
② 角隠し:
文金高島田のカツラや日本髪に合わせて使用します。お顔がはっきりと出るのでクールなイメージや、かんざしを使用し華やかなイメージを出すこともできます。綿帽子と同様伝統あるヘアスタイルです
③ 色打掛:
華やかで気品があるのでとても目を惹く衣装です。お色直しとして着用する事が多いです。色・柄共に様々な種類があります。色打掛も白無垢と共に格式高い衣装なので挙式での使用ももちろん可能です。
④ 引き振袖:
華やかで気品のある衣装です。白無垢、色打掛と比べ少し格式は下がりますが、江戸時代から続く伝統ある花嫁衣装です。
他のお着物よりも軽いので動きやすいのも特徴です。 成人式等で使用した振袖をお持ちの方は引き振袖に仕立て直して着用する事も可能です。思い入れがありご家族も喜ばれそうですね。
和装結婚式を選ぶときの注意点
和装結婚式を選ぶ時に注意すべき点が4つあります。
① 洋装に比べお色直しに時間がかかる
② 洋装に比べ費用が高くなる可能性がある
③ 友人の参列が出来ない可能性がある
それでは詳しく見ていきましょう。
① 洋装に比べお色直しに時間がかかる
和装は洋装に比べ着付けに時間が掛かります。和装から洋装へのお色直しは20分~25分程度、洋装から和装のお色直しは30~35分程度かかります。
たった10分の差ですが披露宴の時間は2時間半程度、意外とタイトな為和装を1点でも着用しよう、またはお色直し後に着用しようと考えている方は注意が必要です。
② 洋装に比べ費用が高くなる可能性がある
和装、特に色打掛はレンタル料が洋装に比べると比較的高いこと。
そして和装ではカツラを使用したり、綿帽子などの小物の料金が発生する場合があるので和装に決定する前に必ず金額の確認をするようにしましょう。
③友人の参列が出来ない可能性がある
和装結婚式に多い神前式の際、友人の参列が出来ない可能性がある伝統ある神社では参列は親族のみや、写真や動画撮影不可の場所も多くあります。
また、バリアフリーに対応していなかったり、野外を歩く事もあるので雨に濡れる可能性もあります。神前式を予定している会場には確認を忘れず行いましょう。
和装結婚式に決定!新郎新婦が用意する物とは?まずは実家をチェック!
和装に決定した際、本人達が当日用意する物が何点かあります。お店によって必要な物が違うので、担当者に確認し忘れないよう必ず準備を行いましょう。
数枚のタオルと足袋は本人達での用意をお願いされることが多いです。それ以外でも肌襦袢(はだじばん)などは、過去に振り袖を着たことがある方は実家に置いてあることもあるので確認してみましょう。
和装結婚式の予約をする際の流れと、神前式希望時の注意点
和装結婚式を予約をする際の流れは、先ずは自分たちがどのスタイルでの挙式を希望するか考えましょう。人前式の際は挙式会場と披露宴会場が別になることはあまり無いので、そのまま予約へ進みましょう。
注意すべきは、神前式を希望する場合です。まず、挙式会場と披露宴会場の確認を行いましょう。
挙式会場である神社と披露宴会場である施設が提携しているのか、もしくは挙式会場である神社に披露宴会場があるのか、披露宴会場である施設に神殿が併設されているのか。こちらではマイナビがおすすめしている「和婚」が叶う結婚式場 をまとめています。
是非、全国の会場を見てみてください!
神前式挙式の際は基本的にはこの3点のどれかに該当するので必ずチェックを行いましょう。
また、挙式会場である神社と披露宴会場である施設が別々の場合、それぞれの施設に予約を取ることが多いです。
有名な神社の場合は年中行事等で挙式を行えない時期などもあるので早めの予約をおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?和装での結婚式を希望する際の衣装の種類、費用や時間だけでなく結婚式会場を検討する段階から考慮すべき流れもお伝えしました。
結婚式の準備は想像以上に大変です。どのようなお式にしたいのかお二人でしっかりと話し合い満足のいく結婚式を挙げれるよう願っています。この記事が少しでもお二人のお力になれば幸いです!